古着とヴィンテージの違いとは【どちらを買うのがおすすめなの?】
古着屋revivalが解説致します♪
おしゃれ好きの人もそうでない人も、一度は聞いたことがあるはずのこの言葉。
「古着」と「ヴィンテージ」
みなさんはこの二つの違いを知っていますか?
「古着って古着屋さんに置いてある洋服のことじゃないの?」
「とにかく高いものをヴィンテージって呼ぶんだと思う」
「でも、古着屋さんにもヴィンテージアイテムのポップが出ていたりするよね?」
このように思っている人も多いと思いのではないでしょうか。
あまり明確な違いを意識したことはないかもしれませんよね。
どちらも同じようなイメージを持つ二つの言葉ですが、実はそれぞれに特徴や定義があるんです。
今回は、そんな「古着」と「ヴィンテージ」の違いをご紹介します!
古着とヴィンテージの違いとは
「古着」も「ヴィンテージ」も、もしかしたら何気なく使っている言葉かもしれません。
リサイクルショップに足を運ぶと、見た目は「古着」でも「ヴィンテージ」として多くのものが売られている場合もあります。
「どこで見分ければいいの!?」と迷ってしまうことも。
まずは、それぞれの特徴や使われ方について見ていきましょう。
古着とは?
古着というと、イメージしやすいのがリサイクルショップです。
ここで売られているものは、いわゆるユーズド品と呼ばれるもの。
他の人が着用したもので、まだ使えるものを古着として新たに販売しています。
一度着用したけれどサイズが合わなかった、お気に入りだったけれど着る機会がなくなってしまった。
そんな衣服がユーズド品を取り扱うショップに持ち込まれ、新しく商品として販売されるのです。
つまり、誰かが一度は着用したものが古着といわれてます。
もちろんショップでキレイにチェックされたものが販売されていますよ。
ヴィンテージとは?
ヴィンテージも、一度以上誰かが着用したものである場合が多いです。
そのため「古着じゃないの?」と思われる人もいるかと思いますが、ヴィンテージはただの古着ではありません。
古着の中でも希少価値が高く、ブランドとして現在も根強い人気があるアイテムなのです。
今でも需要があり、コレクションされたりしているものがヴィンテージと呼ばれます。
素材や年代によってその価値は様々で、かなり高額な値をつけるものもあります。
すべての古着がヴィンテージと呼ばれるわけではなく、古着の中の限られたアイテムだけがヴィンテージと呼ばれるということですね。
デッドストックって?
古着やヴィンテージの他に、「デッドストック」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。
これは古着やヴィンテージとは違い、誰も着用したことのないアイテムのことを指します。
ユーズド品ではないということがポイントです!
ショップで売られていたものの、型落ちしてしまって売れ残ったものがデッドストックと呼ばれます。
直訳すると「死んだ在庫」という意味ですが、図らずしも遠からずといったところでしょうか。
デッドストックには、倉庫に眠っているものを再度販売する目的もあります。
もちろんまだまだ使えるアイテムなので、お気に入りのものが見つかるかもしれません。
「あのとき買えなかったアイテムが、未使用でゲットすることができた!」
ということもあるので、デッドストックもアイテム探しにはおすすめです。
デッドストックは、古着とはその意味自体が異なるんですね。
稀ですが、中にはヴィンテージのデッドストックなんかが存在することもあります。
ヴィンテージ古着が高い理由とは?
さて、古着でもなくデッドストックでもない「ヴィンテージ古着」は高額なアイテムが多いです。
市場では、車が買えるくらいのアイテムが売買されるなんてこともしばしば。
なぜ、ヴィンテージと呼ばれる古着は高い値がつくのでしょうか?
年数が経つにつれて価値が上がるから
ヴィンテージとは、一年やそこらでなれるものではありません。
大体30年ほど経っているもの、且つ状態が良いものをヴィンテージと呼ぶ傾向にあります。
ワインにもヴィンテージってありますよね。
ここ最近作られたワインは、ヴィンテージワインとは呼ばれません。
年数を重ねるごとに深みを増していくのはヴィンテージ古着も同じです。
そのため、年数が経つにつれてそのアイテムの価値も上がっていくのです。
大量生産されていないから
量産されているものは、多くの人の手に渡ります。
そのため、保有している人も多いので必然的に古着としても多く出回ります。
しかし、ヴィンテージ古着はもともと大量生産されておらず、購入できた人も少なかった。
もちろん気に入って手元に置いておく人もいるわけなので、ヴィンテージ古着として市場に出回る数も少なくなります。
それだけ希少価値があるということですね。
今では再現しにくい手法で作られているから
ヴィンテージ古着は、そのほとんどが一般的に30年以上は昔のもの。
中には100年以上のジーンズ!なんてものもあります。
つまり昔の手法で作られたアイテムが多いため、今とは異なる機械や素材などで作られていたものが多いです。
「もう一度同じものを作ろう!」と思っても、機械や素材が現代には無いため作ることができなかったりします。
再現性のあるアイテムであればもう一度作れるのですが、ヴィンテージアイテムはそうはいかない…。
そのため、市場に出回っているものしかこの世に存在しない!ということが起こります。
となると、その価格も高騰するというわけです。
マニアと呼ばれる人の中には、この世に数点しか残っていないヴィンテージアイテムを求めて世界中を回っているなんて人も!
使うほど味が出るから
ワインも同じですが、ヴィンテージ古着も年数を重ねるごとに味わいが増してきます。
色や素材感、質感など、そのアイテムの「味」が増すのです。
細かな繊維の色合いや、糸の質感、革であれば柔らかさなど、新品では出せない味わい深さがその価値を高めています。
ヴィンテージ古着好きの人がその良さを語るとき、必ずといっていいほど出るのがこの「味」についてです。
年を重ねるごとに増す深い味わいが、たくさんのファンを生み出すのでしょう。
そしてそれが、希少価値が高く高値のついているアイテムでも「欲しい!」思わせるヴィンテージ古着の魅力なのかもしれません。
ヴィンテージと古着の違いとは:まとめ
いかがでしたでしょうか?
古着とはユーズド品として大きな概念であり、その中にヴィンテージが存在するイメージを持ってもらえたかと思います。
そして、ヴィンテージは希少価値があるがゆえにその価格も高く設定されているのです。
こうしてみると、二つの言葉には異なる定義があることが分かりますね。
ということで、気に入ったアイテムを安く手に入れたい人は古着を選ぶのがおすすめです。
ユーズド品ということが気にならない人であれば、安く欲しいものを手に入れることができます。
定価よりもかなり割安で欲しいアイテムをゲットできるのが嬉しいポイント!
一方、欲しいアイテムは高くても欲しい!
このアイテムをコレクションしたい!
そんな人には、ヴィンテージアイテムを探してみることをおすすめします。
もちろんリサイクルショップで売られていることもありますが、ヴィンテージ専門ショップなどもありますよ。
ちょっと値は張りますが、それ以上の価値があるアイテムがたくさん!
欲しいものを見つけるというのも、宝探しみたいで楽しいです。
ぜひ、お気に入りのアイテムを見つけてみてください!